3月16日 暑さ寒さも彼岸まで

 例年だと、お彼岸の21日になると、突然暖かくなるのだが、

今年は、もう4月と間違える位に暖かい。

 

 河津桜とおぼしき庭木が満開だった。

 

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 濃いピンクの色がなんとも可愛い「ぼけ」のつぼみがあった。

 

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 最後は、もう見かけなくなった、昔懐かしのメルセデス・ベンツ

中古車販売店で見つけたのでパチリ。

 

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 40年くらい前、ドイツのデュッセルドルフからオランダの

アムステルダムロッテルダム間往復で乗せて貰った時のことを

思い出した。 支店の社用車をお抱え運転手が運転してくれたのだが、

彼は戦時中、陸軍の輸送トラックを運転していたそうで、

制限速度が無いアウトバーンを平均180キロで走らせた。

旅行者と見える、年寄り夫婦でも120キロくらい。

若い連中は160キロくらい出していたが、我がドライバーの

スピード運転にはあきれ顔をしていた。

デュッセルからアムスまで2時間で走った。

もっとも、彼の様子を見たら、ハンドルを両手を真っすぐ

伸ばして、まるでトラックを運転するみたいに、しっかり持って、

顔は汗ばんでいた。

流石だと思ったのは、帰社してオイル交換などのメンテの

必要は無いと聞いたこと。

冗談だろうが、ドイツではタクシーも乞食もベンツという話。

 

 

 

3月15日 昭島市営公園のお花見

 好天に恵まれ、いそいそと歩いて出かけたら、またまた

春を見つけた。

 

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 ニュースなどで各地から桜の開花の写真がきており、昭島市営公園の

緋寒桜がどうなっているか気になっていた。

 

 そこで、散歩の後で車で様子を見に行った。

例年だと、ここの緋寒桜は3月末に満開なのだが、今年は気温が高いから、

早まっているかと思っていた。 実際に見ると、満開のようなのだが、

色が鈍いし、花の数も少ないようだ。

 

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 例年同様、先ず、セキセイインコの檻に行く。 何時もの通り、

鳴き声は賑やかだが姿が見えない。良く見ると、天井に近い所に

集まっている。 多分、餌を貰ったあとの休憩時間なのだろう。

 

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 お猿さんは何を思っているのだろうか。

 

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 屋久鹿はきれいな新しい檻に引っ越していたが、子鹿が1頭しか

見えなかった。

 

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 蒸気機関車D51もあるにはあったが、錆びだらけになっているのが

哀れだった。

 

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 一回りして外の舗道に出たら、この公園の案内図があった。

 

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 野球場の外側についている階段で高い所に上がって、公園の

花壇を世話する人達の労作の写真を撮った。

「2020」と「TOKYO」と読める。

つまり、2020年の東京オリンピックにエールを送る気持ちで

植えたものと分かる。

 

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 ふと、道路の反対側を見ると、中学校の校庭の「桜」らしい樹が

満開だった。

 

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 最後は変わった街灯。 昭島市の紋章とも云える「くじら」を

デザインしてある。

 

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変わった食べ物のおはなし

 70年くらい前の食べ物が無い時のお話で、「いなご」と

「えびがに」のことを書きましたが、田舎ではいろいろな生き物を

食べました。 まるで無人島に着いたときのようなお話です。

 

 良く食べたのは「にわとり」です。 月に1回、1羽の

「にわとり」を炊き込みご飯にして、近所の人達を呼んで、

わいわい騒ぎながら、みんなニコニコ顔で食べました。

それから、お祭りとか、何かのお祝いの時も食べました。

手軽で、一番のご馳走だったのでしょう。

 

 「めーめー」と啼く山羊も1度だけ食べました。

スーパーで「マトン」という名前で売っている「羊」の

ことです。その時は臭みがあって、美味しくはありませんでした。

今は、ジンギスカンという食べ方で人気があります。

幼い羊の肉は「ラム」と云い、高級肉です。

 

 可愛い「兎」ちゃんも1度だけ食べました。

味は「にわとり」の肉に似ていました。

 

 「カエル」も食べました。ただし、緑色のアマガエルでは

ありません。茶褐色の「赤ガエル」です。

 

 ネットから写真を見つけてきました。

 

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 雨上りの田んぼの畦道で捕まえました。

食べるのは「後ろ足」だけです。 皮をむいて、塩をふって、

コンロに網をのせて、焼いて食べます。

すごく美味しいのですが、あまり捕まえられませんでした。

 

 フランス料理では「食用カエル」の後ろ足を「グルヌイユ」と

呼び、人気があるそうです。

身は白く、低脂肪、低カロリー、低コレステロールで、

アミノ酸・カルシウム・燐・鉄分が豊富で、味が濃くて、

美味しいのだそうです。 多分、値段は高いと思います。

 

 ところで、フランス料理では「はと」ピジョン)の丸焼きや、

丸蒸しにしたのが、ビーフ・ステーキと同じくらい高級で、

レストランのメニューの中で一番値段が高いそうです。

日本人には臭みがあって食べられないでしょう。

日本料理の納豆みたいなものでしょう。

 

 世界では食料が足りないところが沢山あって、もっと

色々な生き物を食べているでしょう。

 

「えびがに」の楽しみ

 「えびがに」は昔の子供たちには楽しいと同時に美味しい

食べ物でもありました。

 

 ここで「えびがに」と呼ぶのは、正確には「アメリカ・ザリガニ」

のことらしいです。

 

 ネットにあった写真を借りてきました。

 

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 昔は今と違って遊ぶものはあまりありませんでした。

田舎に1年暮らしたお蔭で「えびがに」を取る楽しみと、食べる

楽しみを覚えました。

 

 「えびがに」は田んぼわきの小さな池の底にいました。

取り方は魚を釣るように笹竹の先に太目の糸を結んで、糸の先に

餌を結びます。餌はイカの塩辛を使いました。

 

 「えびがに」は大きなハサミで餌を掴み、口に持っていって

食べようとします。ハサミで餌をつかんだら、引っ張るので

分かります。糸を上げると、「えびがに」が餌を掴んだまま

上がって来ます。

 

 釣っているところも、ネットに写真があったので借りてきました。

 

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 釣るのも面白いですが、小さな池なら「池さらい」という方法が

あります。 これは、池の水をバケツで汲みだし、池を空にする

方法です。 池の底は泥ですが、泥の中から「えびがに」の背中が

見えたり、大きなハサミを空に向かってバンザイするので、簡単に

見つけられます。

 

 昔は、食べるものが少ないので、「えびがに」はご馳走でした。

食べ方は大きな釜とか鍋でお湯を沸かし、塩を入れてから

「えびがに」を中に放り込みます。生きているときは、

黒っぽい色ですが、茹でると真っ赤になります。

 

 食べ方は、尾っぽを胴体から離し、皮をむいて、真ん中に

見える黒い糸のようなものを取り出して食べるだけです。

 

 茹でた写真。

 

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 最近は趣味で水槽で飼ったりしても、食べたりはしないでしょうね。

でも、味は高級なロブスターとほとんど同じなんですよ。

 

 

3月12日 暖かくなった

 暖かいせいで、突然いろんな花が咲きだした。

今年は桜の開花も早そうだ。

 

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 地元野菜販売スタンドには珍しい「ふきのとう」が出現。

値段もとびきり安い。

 

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 他方、東京には勿体ない「生産緑地」がまだ沢山あるのが不思議。

 

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イナゴの佃煮

 今から約70年前、大きな戦争のあとの食糧難の頃。

 

 その頃は食べるものが不足して、お米も配給制といって、

政府公認のお店でしかお米を買えませんでした。

 

 買えるお米の量は少なく、お金があっても買えません。

だから「買い出し」と云って、着物や時計など、お米と交換出来る

品物を持って、大きなリュックサックを背負って、田舎の農家を訪問、

物々交換でお米やさつまいもなどを頂いてきました。

 

 お肉やお魚も大変不足していました。

親戚が田舎にある家の子供たちは、田んぼに稲の穂が実る頃、

田んぼへ行って、稲を餌にしているイナゴを網で掴まえました。 

それを、布の袋につめて、親戚の家に持ち帰り、大きな釜や鍋に

沸かしたお湯の中に入れて茹でました。 それから、空の鍋に移し、

醤油と砂糖をかけて煮ると「佃煮」が出来ました。

 

 稲を食べる害虫だから、掴まえて殺しても、そして、それを

食べるのも嫌ではありませんでした。 それに、佃煮にした

イナゴは美味しかったのです。

 

 イナゴの写真をネットから借りてきましたが、可愛いです。

 

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 佃煮は甘露煮とも云います。

 

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 スーパーで売っているのを見たことがありますが、

貴重品になっていました。

 

 田んぼに農薬を使うようになったせいか、もう、まったく

見かけなくなりました。

 

 次回は「えびガニ」(アメリカ・ザリガニのこと)のお話。

 

 

 

 

3月10日は東京大空襲記念日

 時は1945年(昭和20年)3月10日 深夜0時8分

米軍 B9爆撃機 344機が東京を焼夷弾攻撃

死者 約10万人

焼失家屋 約27万戸

第二次世界大戦で最大級の被害

飛行場、工場などの軍事施設ではなく、民間住宅を狙った

特異な攻撃だった