先ずは下の写真をご覧ください。
洋梨ですが、ラフランスではありません。
聞くのも見るのも初めてと思いますが、「ダングレーム」
という、洋梨の一種です。
秋田在住の知り合いがりんごと一緒に送ってくれました。
地元でもラフランスを主に栽培しており、ダングレームは
希少価値があるそうです。
梨と云うと「幸水」が代表格でしょうが、水気が多く、
甘味もたっぷりで、嫌いではないが、ザラザラした舌触りが
好きではなく、ラフランスも食べたことがありませんでした。
到着して、箱を開けて、一個皮をむいて味見をしたところ、
実の中はきめが細かく、上品な食感でしたが、硬いし、甘みも
無いと連絡したら、少し寝かして置くと柔らかく、甘くなると
聞いて、その通りにして食べたら、柔らかさ、甘さ、風味が
何とも云えない味でした。
ダングレームはフランスで生まれた洋梨です。
名前の起源は1820年頃生産者が一籠アングレーム公爵夫人に
贈呈、名付け親になって貰ったとされています。
正式にはデュセス・ダングレーム(Duchesse d'Angouleme)です。
アングレーム公爵夫人とはフランス革命で処刑されたルイ16世と
マリー・アントワネット妃の娘です。
この品種はフランスでも殆んど栽培されておらず、日本には明治
時代に苗が持ち込まれたが、日本でも滅多にお目に掛かれない
とのこと。
秋田の「茶恋士=チャレンジ」という生産者団体から出荷された
ものを送って頂いたが、調べたら食べるのが勿体ないと思えるくらい。
然し、生ものだから、美味しいうちに味わうことにします。