2月11日 かしわで(拍手)

 今日は「建国記念日」。昔は「紀元節」と呼んだ。

紀元節」というのは初代天皇陛下である神武天皇

即位された日だとか。

 

 今朝地上4階の駐車場から空を見たら、西の方の空が

変わった色の雲で覆われ、雲間から太陽の光の帯が滑り降りて、

地面に突き刺さっていた。

 

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 天照大御神さまが天の岩戸から出て来られたときは、こんな感じかと

一寸思った。

 

 80才を過ぎて思うことは、世界は広い。人間も多い。情報が

あふれていても、自分が知っていることは何と少ないことか。

それは、世の中情報が氾濫しているから、自分の方から、取り込むのを

必要最小限にしようと、制限した結果であることは分かっている。

 

 然し、去年からは、暇にまかせて、書籍やネットから知識を

取り込んでいる。読む本の種類は雑多だが、取り敢えず購入して

おいて、兎に角手に取って読み始める。「AIと経済」とか

「未来の技術」というようなテーマのものは、途中でギブアップ

している。

 

 傾向としては、古いもので、読まなかったものに興味がある。

その中に、冲方丁氏の「天地明察」がある。初めの方で「拍手」の

解説があり、念のため、ネットでも調べたが、「天地明察」の

方が詳しく面白い。

 

 抜粋すると、下記の通りになる。

 

一般的なものは「再拝、二拍手、一拝」。

 

左手は「陽」「霊」「火」を表す。

右手は「陰」「身」「水」を表す。

 

「かしわで」を「柏手」と書くのは間違いで

「拍手」が正しい。

 

「拍手」は「陰と陽の調和」「太陽と月の交錯」

「霊と肉体の一体化」を表す。

 

左手(火)に右手(水)を打ち付けると(火水)、

つまり、(かみ)となる。拍手を打つことは

「神」を呼ぶ、「神意」が降りる、となる。

 

拍手を打つ音は天照大神の天岩戸開きの音。

天地が開き、光明が溢れ出る。

 

なんとなく神社とか神棚に向かって拍手を打っていたけど、

それでも神様はいわゆる「天祐」を授けて下さっていた

ように思う。神を敬う気持があればよいのではないだろうか。