腸内洗浄の苦労に救いは無いのか

 胃カメラは前夜の食事のあと、食べ物や飲み物を胃に入れなければ

良いだけだから、大して苦労は無い。

 

 然し、下部内視鏡検査とか、注腸検査とか、大腸癌の検査及び

癌切除のための腹腔鏡手術の前には、1~3回の腸内洗浄が必要である。

 

 腸内洗浄とは検査・手術前に下部内視鏡で腸内を見るときに、

鮮明な映像が見られるように、腸内を徹底的に洗浄することである。

 

 やり方は昔のままで、余り進歩しておらず、前日は流動食。

朝、病院に着いたら下剤を飲んだ後、2リットルの洗浄液を飲みながら、

便が透明になるまで、排泄を繰り返すのである。

 

 洗浄時間は個人差があり、朝から夕方までかかることもある。

検査なら前日の流動食、当日の洗浄作業から検査の2日で終わる。

 

 然し、オペとなると、検査・検査で毎週、洗浄が必要となる。

洗浄から検査は身体に負担がかかるから、1週間に1回に抑え、

2~3週間かける。 最後、オペの前前日に洗浄し、次の日は

1日絶食。 それでようやく準備完了で、次の日がオペとなる。

 

 腸内洗浄の苦痛は経験しないと分からない。 上で所要時間に

個人差があると云ったが、何か対策があるのかも知れない。

例えば、前日のみ流動食、というのを、もっと前から流動食を

始めるのも一つの方法だろう。

 

 最近、ネット上を賑わせている黒汁は宿便を剥がして、

体外に出す、デトックス作用があるという。 その結果、

ダイエットになるそうだ。 宣伝文句だから効果は

試さなければ分からないので、飲み始めてみた。

 

 今年3月に横行結腸癌を切除し、1年後の来年春に下部内視鏡

がある。 この黒汁のデトックス効果がほんもので、腸内が常に

きれいになり、腸内洗浄が楽になったらと淡い期待を持っている。