昨夜ちょっぴり雨が降った。
今朝は快晴。
紺碧の空に白い雲がふわふわ。
これは富士山が良く見えると期待。
いつもの所へ一直線。
待ちに待った白い富士山がいた。
小さい子供がいないので、X’masケーキもチキンも無しのイブだった。
然し、穏やかで、降雪も無く、事件も無く、ブログのネタも思いつかず、
PCのピクチャー・ファイルで家族の思い出のアルバムを眺めて過ごした。
カズオ・イシグロ氏のノーベル文学賞関連で、チャールズ・ディッケンズの
「二都物語」を邦訳で初めて通読した。 翻訳文も旧仮名で読みずらいし、
時代もフランス革命時代。 ストーリーもややこしく、読後、ネットの
解説を読んでようやく理解出来た。 時代が違うとは云え、改めて、カズオ・
イシグロ氏の「日の名残り」は立派な作品だと思えた。
然し、ノーベル賞作家の作品としては、やはり、パールバックの「大地」が
最高だと思う。
ショパンの恋人で知られているフランスのジョルジュ・サンドもフランス革命
時代の女流作家だが、美貌でロマンスの多い女性だったようだ。
詩人アルフレッド・ミュッセとの恋愛をもとに、彼の死後出した「彼女と彼」
を邦訳で読んだが、およそ200年前に書かれたにも拘わらず、
彼女が実に繊細で情熱的だったことが分る作品だった。
不思議なことに、80才を過ぎたら、興味・関心の行く先が完全にフリーになった。
最近読んだ本をリストにしたら、新旧混じり、分野も滅茶苦茶である。
何かのきっかけで、読みたくなったら読むのだが、古いものについては、
読み漏らしたり、記憶が薄れた作家・作品を読んで、知識の欠けたところを
埋めたいのか、昔は無視していた作家のものも読んでいる。