12月25日 真っ白い富士山

 昨夜ちょっぴり雨が降った。

 今朝は快晴。

 紺碧の空に白い雲がふわふわ。

 これは富士山が良く見えると期待。

 いつもの所へ一直線。 

 待ちに待った白い富士山がいた。

 

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 小さい子供がいないので、X’masケーキもチキンも無しのイブだった。

然し、穏やかで、降雪も無く、事件も無く、ブログのネタも思いつかず、

PCのピクチャー・ファイルで家族の思い出のアルバムを眺めて過ごした。

 

 カズオ・イシグロ氏のノーベル文学賞関連で、チャールズ・ディッケンズの

二都物語」を邦訳で初めて通読した。 翻訳文も旧仮名で読みずらいし、

時代もフランス革命時代。 ストーリーもややこしく、読後、ネットの

解説を読んでようやく理解出来た。 時代が違うとは云え、改めて、カズオ・

イシグロ氏の「日の名残り」は立派な作品だと思えた。 

然し、ノーベル賞作家の作品としては、やはり、パールバックの「大地」が

最高だと思う。

 

 ショパンの恋人で知られているフランスのジョルジュ・サンドフランス革命

時代の女流作家だが、美貌でロマンスの多い女性だったようだ。 

詩人アルフレッド・ミュッセとの恋愛をもとに、彼の死後出した「彼女と彼」

を邦訳で読んだが、およそ200年前に書かれたにも拘わらず、

彼女が実に繊細で情熱的だったことが分る作品だった。

 

 不思議なことに、80才を過ぎたら、興味・関心の行く先が完全にフリーになった。

最近読んだ本をリストにしたら、新旧混じり、分野も滅茶苦茶である。

何かのきっかけで、読みたくなったら読むのだが、古いものについては、

読み漏らしたり、記憶が薄れた作家・作品を読んで、知識の欠けたところを

埋めたいのか、昔は無視していた作家のものも読んでいる。