柊(ひいらぎ)

  近所で「柊」に実がなっているのを見つけたが、花が咲いたのは

見た記憶がないので調べてみたら、意外なことが分かった。

 

 まず、クリスマスに赤い実をつけている柊が登場するが、これは

「セイヨウヒイラギ」という違う種類。学名はモチノキ科モチノキ属。

実をつけるのは冬。

 

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 初夏に実をつけるのは日本柊。 学名はモクセイ科モクセイ属。

実の色は黒っぽい紫色。 花は11~12月に開花。 

キンモクセイに似た甘い香りがする。

 

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 節分の時に鬼除けに飾る「柊鰯」とは、鬼が焼いた鰯の匂いを

嫌うことから、柊の葉と一緒に束ねて飾る。

柊の葉の棘が鬼除けの役をすると考えられ、別名「鬼の目突き」とも

呼ばれるそうだ。

 

 鬼除け、魔除けには家の「表鬼門」=北東の方角に「柊」を植え、

「裏鬼門」=南西の方角に「南天」を植えると良いとされている。