水の温度がぬるくなったからか、あるマンションの前の掘割で
飼われている鯉たちが姿を見せてくれた。 1匹だけ黄金色のが
いたが、姿を見せないから、いなくなったと思っていたら、
元気な姿を見せてくれたので嬉しくなった。
緑のカーペットのような遊休地を見ていたら、寝ころんで空を眺め
たくなった。 思いにふけっていたら、大昔、彼女と遊びに行った、
遊園地の池の淵に生えていた背の高い葦の茂みを思い出した。
繁みを押し分けて中に進んだら、何をしていても外からは見えない。
青空をバックにした、孟宗竹の林の緑色も鮮やかだった。
ここからは、新しい花たちの登場。