「熱海の海岸散歩する 貫一・お宮」
「来年の1月17日の月は私の涙で曇らしてみせる」
この場面だけが一人歩きしていて、ストーリー全体は知らなかった。
年を取ってやることがないから、気になると調べるのが楽しみ。
キンドル版で「尾崎紅葉 金色夜叉 ビギナーズ・クラシック」を
読んでみた。 紅葉は35才で病死したから、この作品は6年間連載の
途中で未完にとどまっている。
新聞の連載小説の元祖だそうだが、連載小説で売り上げが大いに
伸びたというのは、明治という時代を表す話。
こんなものを夜中に読んでいるから寝不足になり、
眠気に悩まされるが、花の写真は撮ってくる。
背景の壁の色との組み合わせが面白く、油絵のような写真。
都会には珍しい南国のような風景。