年を取ると新しい経験は殆ど皆無だが、知識の探求には
限界を感じない。 つまり、「人生は一生勉強」。
他方、年を取ると記憶のストックは膨大である。
今年は「一生勉強」と並行して「記憶の点検」を始める。
東京育ちだから、正月休みは家の「こたつ」で丸くなるだけ。
然し、米国に家族帯同で駐在したときは、家族旅行に出かけた。
今回は、大西洋上に浮かぶ「バミューダ島」のお話。
「バミューダ・トライアングル」という「世界の不思議」の舞台として、
バミューダ島の名前は知ってはいたが、今回調べたら、実際に行って
持ち帰ったイメージとは大分違った。
絶ったと思われた船舶や航空機について書かれた書籍が
大ヒットしたそうだ。
それ以来、「バミューダ・トライアングル」という名前が
定着したが、研究の結果、事実ではないと見られている。
厳寒の米国北部の住人はニューイヤー・ホリデーシーズンは、
南の海へ出かける。 普通はフロリダかカリブ海の島々に行く。
我が家は子供が小さかったから、最初はフロリダの
デイズニー・ワールドにマイカーで出かけた。
途中、モーテルに二泊、目的地に大晦日の昼頃到着、
空いているところを見物。翌日、見物後帰途に就く。
然し、「スモールワールド」しか記憶には残っていない。
次の年に、「バミューダ・トライアングル」に対する
興味から、格安のツアーに申し込んだ。 近いと思ったが、
ニューヨークからは3時間以上かかった。
島内観光については現地についてから考えた。
人気コースはスキューバ・ダイビング。 然し、経験はないし、
子供が小さいし、気温も20℃位しかないから、ゴルフと鍾乳洞
見物のみ。 今になって気が付いたが、レンタカーで島内めぐりを
すべきだった。
ボールには The Castle Harbor Bermuda と書いてある。
調べたら、バミューダ島は米国ではなく英国の海外領土だった。
約40年前に、実際に目にした光景は土埃りが舞う、荒れ地ばかり
だったが、2005年度の一人当たりのGDPは$76,403で世界一。
2010年度、首都ハミルトンは世界34位の金融センターで
タックスヘイブンだそうだ。
ちなみに、最近の世界の金融センターとは:
ニューヨーク、ロンドン、香港、シンガポール、上海、東京、
北京、ドバイ、深圳、シドニーなど。
やはり、折角、訪ねるなら、とことん、調べてからだ。