セカンド・ワルツ

 アンドレ・リューというミュージシャンはご存じだろうか。

YouTubeで見つけて聴いていたら、好きになって何枚かCDを買った。

 

 演奏曲目の中に「セカンド・ワルツ」という曲がある。

ワルツと言えば「美しく青きドナウ」が代表だが、明るい曲

ばかりで、この「セカンド・ワルツ」の陰気な感じが気に

なった。

 

 調べたら、これはソ連時代の作曲家ディミトリー・

ショスタコーヴィッチソ連映画のために作曲したもの。

 

 それが、映画「2001年の旅」スタンリー・キュービック監督

遺作1999年のアイズ・ワイド・シャットの主題歌に使われた。

この映画の主演はトム・クルーズニコール・キッドマン夫妻

 

 この映画の原作はオーストリアアルトゥル・シュニッツラー

1926年発表した「夢小説」。 彼はフロイトと同時代の精神科医

映画のあらすじを読んだら、原作が気になって調べた。

「夢小説」「夢奇譚」「夢がたり」などのタイトルで邦訳もある。

 

 映画、原作のあらすじを読んだら「暗い」曲を使った訳が分かった。

 

 映画のDVDと原作の邦訳を購入するかどうか考えている。