ハドソン川の奇跡

 今日、CATVで「ハドソン川の奇跡」という映画を観た。 

ハドソン川の奇跡」とは2009年1月15日にUS AIRWAYSという米国の

航空会社の1549便がニューヨーク近辺の上空で鳥の大群に遭遇し、

鳥がエンジンに飛び込んで両エンジン共停止し、機長の判断で

ハドソン川に不時着、155名の乗客全員が助かったという実話に

基づいて、2016年にクリント・イーストウッドが監督、主演 

トム・ハンクスで映画化されたもの。

 

 ニュースは聞いた覚えがあるが、全員助かったせいか、忘れていた。

高速道路にセスナが不時着などという話もあったせいだろう。

映画になっているとは知らなかった。 ネットで調べていたら、

この映画が見つかったので載せておく。

https://www.nicovideo.jp/watch/sm34391345

 

 ハドソン川は米国ニューヨークのマンハッタン島と

ニュージャージー州の間を流れる川幅の広い川である。

川の西側は十和田湖の西岸のような絶壁。

 

 マンハッタンからジョージ・ワシントン・ブリッジを渡ると

ニュージャージー州に入る。 ハドソン川の西側を北上する

「9W」(ナイン・ダブリュウー)という林間公園を突っ切る

車道があり、初夏の緑、秋の紅葉が素晴らしい。 

 

 少し、北上すると陸軍士官学校(通称ウエストポイント)

がある。 アイゼンハウアー元大統領などの写真もあり、

構内の見学も楽しい。

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 ハドソン川は英国人のハドソンが発見したのだと思ったら、

1524年にイタリー人のジョヴァンニ・ダ・ヴェラッツアーノが

発見したとのこと。

 

 17世紀ごろ、ポルトガル、スペイン、オランダ、英国が

欧州大陸の北側を通ってアジアへの航路を探したが、氷海に

さえぎられて果たせず、アイスランドグリーンランド経由で

カナダ東岸にたどり着き、アメリカ東岸に至った。

 

 当時はアメリカ大陸は群島と思われており、通り抜けたら

アジアに行けると考えられていたので、いろいろな湾から川を

遡ってみたが失敗。 

 

 1609年 イングランドのヘンリー・ハドソンという、航海士・

探検家がニューヨークの北の現在は首府となっているオールバニ

まで遡上したが、川が細くなっており、大陸であることを確認。

 

 1825年 エリー運河が完成して、五大湖と大西洋がつながった。

 

 ハドソン川は摩天楼のそびえるマンハッタンの脇を流れる湖の

ような西日の美しい大河である。