2021-03-10 東京大空襲から76年

 ただの歴史になってしまった太平洋戦争での「東京大空襲」。

 

 1945年というから76年前の今夜100万人が罹災し、

10万人以上が死亡。

 

 自分は当時10才で政府の指示で学童疎開中だったから、

この時は東京を離れて千葉県の親戚に預けられていた。

 

 東京にいた時に自宅の地下に防空壕を掘ったことははっきり

覚えている。 千葉の親戚の庭に防空壕をつくるのも手伝った。

 

 夜寝るときは、普段の服装で、足の脛にゲートルという

布製の10センチくらいの防護帯をらせん状に巻いて寝た。

 

 九十九里浜の上空を米空軍のB29爆撃機が大編隊で侵入すると

空襲警報のサイレンが鳴り、寝床から起きて防空壕に飛び込む。

 

 戦争の記憶は無いほうが幸せだと思う。

 

 でも、その苦痛の記憶があるから、今の世の中は天国だ。