ただの歴史になってしまった太平洋戦争での「東京大空襲」。
1945年というから76年前の今夜100万人が罹災し、
10万人以上が死亡。
自分は当時10才で政府の指示で学童疎開中だったから、
この時は東京を離れて千葉県の親戚に預けられていた。
東京にいた時に自宅の地下に防空壕を掘ったことははっきり
覚えている。 千葉の親戚の庭に防空壕をつくるのも手伝った。
夜寝るときは、普段の服装で、足の脛にゲートルという
布製の10センチくらいの防護帯をらせん状に巻いて寝た。
空襲警報のサイレンが鳴り、寝床から起きて防空壕に飛び込む。
戦争の記憶は無いほうが幸せだと思う。
でも、その苦痛の記憶があるから、今の世の中は天国だ。