4月8日のブログの通り
10日（土）入院、
16日（金）大腸ポリープを摘出、
17日（土）退院。
参考までに、大腸内視鏡との付き合いの結果を
まとめてみた。
消化しやすい食事に切り替えたりした後で、下剤を服用して
腸内を空にしてから「腸内洗浄液」を2リットル飲んで
言葉の通り腸の内側を「キレイ」にした後、カメラを直腸～
Ｓ字結腸～下行結腸～横行結腸～上行結腸と移動して
大腸の内側をモニターに映して視る。
初めて大腸内視鏡を入れたのは約１０年前で、理由は
毎年の検診で試しに検便をしたら潜血が見つかったから。
2時間かけて2リットルの洗浄液を飲んでも腸内が
「キレイ」にならず、飲むのがシンドイために
その日はギブアップしそうになった。
そのあと、更に洗浄液を飲んで、やっとカメラを
入れた結果は「ポリープが１個あったから取って置き
ましたよ」とあっさりしたもの。
然し、この結果で安心してしまい、その後8年間検便を
さぼり、突然、便に血糊を見つけて、内視鏡を入れたら、
「大腸がん」との診断。 オペの前後１週間計２週間入院、
腹腔鏡手術でガン部の前後１０センチ、計２０センチ切除。
幸運だったのは、術前検査ではリンパ節まで転移していると
云われたのが、ガンが腸壁で止まっていたから術後の治療は
不要だったこと。
それから、1年後内視鏡を入れたが異常が無かった。
更に2年後、つまり、術後3年目の先月、内視鏡を
入れたら、ポリープが４個あるとの検査結果に愕然。
然し、今回は１０年前とは違い、途中、心臓疾患を羅病、
血液凝固防止薬を常用しているから、ポリープが
あっても切除が出来なかった。
そして、今回は１週間入院して、常用していた
血液凝固薬を止めて、代わりにヘパリンというオペ用の
血液凝固薬を点滴で血管に入れながらオペの準備をした
後に内視鏡を入れてポリープを摘出した。
通常は前日は３食食べて、下剤を飲んで寝て、
朝食は抜いて、病院到着後腸内洗浄液を飲んだ後に、
内視鏡を入れるという段取りが普通なのだが、
血液凝固薬の問題があると、今回のように入院して
準備が必要になる。
事前に詳しい説明が無かったのだが、前日の
夜食を抜かれたのが一寸意外だったが、事情が
事情だからと自分で納得。 そして、夜6時頃看護師が
２リットルの洗浄液を持ってきて全部飲めという。
晩飯を抜くのは理解出来たが、洗浄液を前の晩に
２リットル飲んで、次の日も２リットル飲んでから
内視鏡を入れるというのには驚いた。
実は、先月内視鏡をやった後の1週間便秘になった。
やはり、年だし腸内洗浄で腸がくたびれたのだと
感じていたのだ。
それもあって、前の晩と次の日と計４リットルも
飲んだら、腸がどうかなってしまうと看護師に愚痴ったが
仕方無いから飲み始めた。
ところが、飲みだしたら直ぐに排便があり、順調だなと
安心したが、そのあとストップしてしまった。 そして、
２リットル飲み終わる手前で、突然胃の内容物を戻して
しまった。 看護師に「吐く」ケースは良くあるのかと
聞いたら「偶に」と云う。 昼食が胃に残っているのに
洗浄剤を飲まされたのが原因と思われ、８～９時から
飲ませるべきではないかと看護師には抗議しておいた。
次の日、洗浄液を飲み始めたら、調子よく排便があり、
一安心。 しかも、以前の当日２リットルだけの時より
大分透明感があり、これなら内視鏡の先生にも喜んで
貰えると自信を持った。
結果は先月の検査ではポリープ４個だったのが、
「５個取れましたよ」とのこと。
当日は朝も昼も夜も食事抜き。もう一泊してようやく
朝食にありつき、昼前に退院。
術後の最初の便に血が混じっていないか心配だが、
次の外科の担当医の診察予約日を聞いたら半月後と
いうから、オペの結果が順調だったことが窺われる。
上記の通り、大腸ポリープは厄介であり、ポリープが
出来ないようにする予防策をネットで調べてみたが、
原因は分からず、食事が西洋化（肉食とか揚げ物）
したからだろうとだけであった。
退院時に栄養士から食事指導を受けたが、ネットでも
ポリープの出来にくい食材が出ていたから参考に。
ニンニク ショウガ ターメリック セロリ ニンジン
タマネギ 大豆 緑茶 魚油 クランベリー
それと、どうも食物が腸内に留まる時間が気になったが、
消化に要する時間は胃袋通過に３～５時間、小腸通過に
５～８時間、総排泄時間は40時間とのこと。
ということは、大腸通過時間は食材によるが２０時間以上か。
食材による消化時間も出ていたが、下記の通り。
果物 40分
野菜 ２時間
ご飯 ８時間
肉類 １２～２４時間
だから、やっぱり、野菜中心の食事にすれば
食物の体内通過が速くなり、腸壁がキレイに
保てるのではなかろうか。
