幾つかの理由からハワイ語を少し勉強したくなった。
①兵庫県川西市在住の女性がアロマ・キャンドルの作り方を教える工房を
開設した際、ハワイ語で「飛行機」の意味のMOKULELE(モクレレ)
という名前をつけられた。 由来は伺っていないが、一寸調べたら
ハワイには同名の航空会社があり、日本には同名のレストランが
あるが、普通名詞だからパテントの問題は無いのだろう。
いずれにしても、ご本人は大層お気に入りのようだが、じっくり
眺めたり、読んだりすると非常に良い言葉であり、ハワイ語に
興味を持った一つの理由。
②ケーブルテレビでハワイを舞台にしたテレビの連続ドラマが
幾つかあるが、そのなかの「ハワイ・ファイブオー」と
「探偵マグナム」が好きで、見逃さないように一週間分づつ
録画予約して観ている。 ハワイを舞台にした映像は青い空と
青い海と茶色のそそり立った山肌のコンビネーションが実に
美しくて観光気分も味わえて楽しい。 日本では中々
見れないが、大きくて美しい虹🌈が見れるのも良い。
ちなみに、「ファイブオー」は「50」を意味するが、
ハワイ州が50番目だからという理由で主役のスチーブ・
マクギャレットが付けたということになっている。
又、「探偵マグナム」もお城のような豪邸と35万ドルの
赤い「フェラーリ」の暴走が見れるのが楽しい。
➂初めてのNY駐在の時はNY直行便が無く、羽田からホノルルに飛び、
燃料を補給する間の2時間くらい、ターミナルで休憩。
それからロサンゼルスに飛んで、ホテルに一泊、支店の人間と会食・
歓談。 翌日、NYに向けて飛んだ。 つまり、ハワイに寄っても
ホテルに泊まるのでも観光をするでもなかった。
NY駐在中に日本に一時帰国を数回したが、アンカレッジ経由だった。
初めてホノルルのホテルに泊まって少し観光をしたのは、大分後の
帰国の時にNY~ラスベガス~ホノルル~成田という贅沢なルートで
日本に凱旋した時のこと。
ハワイを舞台にした映画では良く聞くハワイ語があるが、人生の終わりが
近づいたところで、正確な意味が知りたくなって調べてみた。
先ずは「アロハ」だが、この言葉は単なる「挨拶」ではないのだ。
アロハ=ALOHAは次のような言葉の頭文字をつないだものとのこと。
A=AKAHAI 思いやり
L=LOKAHI 調和
O=OLU’OLU 喜び
H=HA’A HA’A 謙虚
A=AHONUI 忍耐
いろんな意味とか思いを込めた言葉で凄く重い言葉なのだ。
次に、ハワイ=HAWAIIも次のような言葉の合成語。
HA = 生命、呼吸
WAI = 水
I = 魂
「フラダンス」と いう日本語は間違いである。
フラ=HULA は「踊る、ダンス」という意味だから、
フラダンスとか「フラを踊る」というと「踊る踊る」となってしまう。
「ワイキキ」の浜辺のワイキキだが、「ワイ」が水で、
「水が湧くところ」という意味。
マヒナ=MAHINAの意味は「月」であり、大昔流行ったハワイアン・
バンドの「マヒナスターズ」は「月と星」だと分かった。
マハロ=MAHALOは「有難う」だけと理解してよさそうだ。
オハナ=OHANAも「家族」だけ。
最後に神秘的で分からない「マナ」という言葉の話。
「マナ=MANA」は「奇跡、霊的な力」という意味で、
ハワイの住民の全てが持っている力だが、王族とか、庶民とか、
職業とか、男女の性別とかで持っている「マナ」の種類が違う。
死んだときにその「マナ」を盗られるとか奪われるという考えが
あり、そのせいでカメハメハ大王の墓は誰にも見つからない
のだとのこと。