20220914 仮想内視鏡(CTC)

近所の医院の壁に貼ってあった。

 

大腸癌早期発見のために下部内視鏡というのを

何回もやったが、当日一日がかりで腸内洗浄

やるのが苦痛だった。

 

科学技術が発展している現在、何とかならない

ものかと考えていたので、急いで調べてみた。

 

その結果、2件のリポートがインターネットに

あった。

 

① 大腸がん検診で注目高まるCTコロノグラフィ

  ティ体験記ーー日経メディカル(2009/05/26)

 

② 奈良県医師会 大腸CT検査とは~仮想大腸内視鏡

  検査(2016.07.22)

 

偶々、本日かかりつけの大手病院の診察日で

放射線課の技師に質問出来た。

 

質問:腸内洗浄は必要ないのかどうか

答え:必要ありません

 

上記のリポートを読むと分かるが、前日の食事は

消化吸収の良い特別食。

当日は数回バリウムを飲む。

 

要するに、2リットルの洗浄液を飲むと云う

苦行は避けられるのだ。

 

米国のオバマ大統領も大腸仮想内視鏡(CTC)派

だったそうである。

 

デメリットはポリープが見つかった時に直ぐ切除

出来ず、改めて通常の下部内視鏡を挿入しなければ

ならないこと。

 

血液をサラサラにする薬を常用している場合、

通常の下部内視鏡ポリープが見つかっても

出血が止まらない恐れがあり、その場では

切除が出来ない。

入院して、違う血液サラサラにする薬を

使いながら内視鏡オペをやることになる。

つまり、腸内洗浄内視鏡を2回連続する

ことになる。

 

だから、血液をサラサラにしている患者は

仮想内視鏡ポリープが見つかったら

通常の下部内視鏡で切除。

癌の場合は開腹とか腹腔鏡手術で

切除という段取りが良いのではないか。