認知症がどんなものか、関心を持ったことが無かった。
ところが、今回の運転免許証更新にあたり、「高齢者講習」の
前に、「認知機能検査」を受ける必要があるとの葉書が来た。
明日が予約日なので、念のため、ネットで検索したら、
ちゃんと「認知機能検査 体験」という記事があった。
「高齢者講習」に似たところもあったが、その「体験」
とやらを一通りやってみた。「今年は何年ですか」から
始まり、見せられた絵の記憶テスト、数字認識、時計の
針の位置など、ゲームみたいで面白かった。
然し、何もしないで行く予定だったが、「念の為」調べて
良かった。 何事も「備えあれば患いなし」だから。
自分はまだ認知症の気配は無いが、検査の内容とヴォリューム
には結構びくついた。 ただ、この手の試験とか検査は、百点満点で
なくとも、パスすることになっているから、落ちる心配はしていない。
ただ、何かしっくりこないのは、ニュースで事故を起こしたら、
運転者は認知症患者だった、ということが、このような検査を導入
した理由と思うのだが、認知症という判定は「医師」が行うものだから、
この検査も教習所に病院から派遣された医師が行うのだと考えていたが、
どうも違うようだ。
事故は認知症以前に動体視力の減退、勘違いなど、注意力の問題と思う。
従い、「後期高齢者講習」の走行テストの内容をもっと細かくすべき
なのではないだろうか。 また、この段階で、「要注意点」があれば、
免許証発行を管轄する役所が「免許証返納勧告」をしたらどうか。
自分は運転歴50年だが、危ないと判断したら「自主返納」するつもり。