「無伴奏」小池真理子氏

 珍しいことがあった。 それは小説本に関してのこと。

 

 最初は図書館で借りて読んでいた。 一度に10冊まで

借り出せたが、持ち歩くのが大変だから5冊くらいにしていた。

ところが、期限前に返すのが面倒になった。

 

 それからは中古本専門店とか通販で購入している。

 

 多作作家の場合、うっかり同じ作品をダブって購入して

しまうこともある。

 

 小池真理子氏の場合、最初は図書館で直木賞受賞作「恋」を

借り出して読んだ。 それがきっかけとなり、10冊近く

中古文庫本を購入した。

 

 それらの中に「無伴奏」が二種類あった。

珍しいことに出版社が違っていた。 表装が違うので、

別の作品と思ってしまったようだ。

 

 癖で、最初に解説を探した。 出版社が違うから

当然だが、解説者も違っていた。

 

 解説を読んで、この作者の作品を読む順番を知った。

 

 すなわち、1990年の「無伴奏」、1996年の「恋」、

1998年の「欲望」が【恋愛三部作】であり、「無伴奏」を

最初に読むのが正しいらしい。

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

珍しい花 見っけ!

 8月第一報は夏の花といきたい。

 

f:id:tedokunusi:20180802165807j:plain

 名前は「エクメア」。 何と、パイナップル科でサンゴアナナス属。

 花言葉は「ひとを思いやる気持ち」。

 

f:id:tedokunusi:20180802170436j:plain

 名前は「クルクマ」。 ショウガ科ウコン属(クルクマ属)。

インド・タイなど熱帯アジア原産。 球根植物。

花言葉は「あなたの姿に酔いしれる」。

 

f:id:tedokunusi:20180802170655j:plain

 名前はグズマニア。 原産地は熱帯アメリカ。

花言葉は「花は完璧」。

 

 以上は病院帰りに寄ったスーパーで見つけ、

あとはネットで調べた結果。

腸内洗浄の苦労に救いは無いのか

 胃カメラは前夜の食事のあと、食べ物や飲み物を胃に入れなければ

良いだけだから、大して苦労は無い。

 

 然し、下部内視鏡検査とか、注腸検査とか、大腸癌の検査及び

癌切除のための腹腔鏡手術の前には、1~3回の腸内洗浄が必要である。

 

 腸内洗浄とは検査・手術前に下部内視鏡で腸内を見るときに、

鮮明な映像が見られるように、腸内を徹底的に洗浄することである。

 

 やり方は昔のままで、余り進歩しておらず、前日は流動食。

朝、病院に着いたら下剤を飲んだ後、2リットルの洗浄液を飲みながら、

便が透明になるまで、排泄を繰り返すのである。

 

 洗浄時間は個人差があり、朝から夕方までかかることもある。

検査なら前日の流動食、当日の洗浄作業から検査の2日で終わる。

 

 然し、オペとなると、検査・検査で毎週、洗浄が必要となる。

洗浄から検査は身体に負担がかかるから、1週間に1回に抑え、

2~3週間かける。 最後、オペの前前日に洗浄し、次の日は

1日絶食。 それでようやく準備完了で、次の日がオペとなる。

 

 腸内洗浄の苦痛は経験しないと分からない。 上で所要時間に

個人差があると云ったが、何か対策があるのかも知れない。

例えば、前日のみ流動食、というのを、もっと前から流動食を

始めるのも一つの方法だろう。

 

 最近、ネット上を賑わせている黒汁は宿便を剥がして、

体外に出す、デトックス作用があるという。 その結果、

ダイエットになるそうだ。 宣伝文句だから効果は

試さなければ分からないので、飲み始めてみた。

 

 今年3月に横行結腸癌を切除し、1年後の来年春に下部内視鏡

がある。 この黒汁のデトックス効果がほんもので、腸内が常に

きれいになり、腸内洗浄が楽になったらと淡い期待を持っている。

 

 

 

 

 

ドル円為替レート(続)

 昨日、戦後の1946年、1ドル=360円の固定為替レート

制定から、1971年、変動為替レートになり、現在の1ドル=

約100円までを振り返った。

 

 非常に珍しいことだが、父親が昭和初期に米国製の自動車を

使うタクシーの雇われ運転手をしていた。 お金を貯めて

自分で車を持つのが夢だったらしい。 今で云う個人タクシー

である。 その時の為替レートは1ドル=1円くらいだったと

聞いていた。 (米国車を買う夢は叶わなかった)

 

 それで、戦前の為替レートを調べたくなって、ネットで検索

したら、2~3データが出てきた。

 

 それを要約すると、年度末の対米ドル円レートは下記の通り。

 

 1874年(明治7年)   0.974 円

 1918年(大正元年)    2.01

 1925年(大正14年)    2.451

 1926年(昭和元年)       2.05

 1932年(昭和6年)     4.67 (注)

 1941年(昭和15年)    4.26

 

 (注)満州事変勃発、株式・商品相場暴落

 

 これだけ強かった日本円だったが、敗戦で日本経済が壊滅的な

ダメージを受けたから、救済措置として360円固定制度が

導入されたのか、インフレにして日本経済の立ち直りを

抑え込もうとしたのか。

 

 「東洋の奇跡」はどう見たらよいのだろうか。

 

  

米ドル~円 交換レート

 海外旅行に出掛ける時でも無ければ、外国通貨~円交換レートを

考えることは無い。 然し、日本は石油をはじめ、原材料を輸入、

自動車、電気製品、機械などの製品を輸出して、輸入に必要な外貨を

獲得している。 専門用語では「交換レート」は「為替レート」と言う。

 

 米国トランプ大統領が自国製品の輸出力を支援するために、

為替レートに介入しようとしている。 米国ドルが強いと外国通貨

換算した時に値段が高くなる。 だから、米国ドルを弱くすれば、

米国製品の値下げになり、売り上げ増につながると言う考え。

 

 第二次世界大戦後、連合国45か国が米国ニューハンプシャー州

ブレトン・ウッヅで国際金融会議を開催、戦後の経済再建のために

「固定為替相場制」の導入を決めた。 1949年4月25日施行。

 

 日本円は1米国ドルに対し360円に固定された。 このお蔭で

日本は1950~1970年の高度経済成長をやり遂げ、「東洋の奇跡」

と讃えられた。

 

 1971年のニクソン・ショックで固定制は崩れ、変動制に移行した。

小生は業務が輸出だったので、為替レートは毎日注目していた。

1972年に1ドル300円を割った時はヒヤリとした。 1978年には

200円割れもあった。 1994年には100円を割った。 米国ドルの

最安値は2011年の76円台である。 この時は、1ドル=1円にまで

行くのでないかという恐怖を覚えた。 その後は100円~110円で

落ち着いている。

 

 海外旅行も行きやすくなったし、輸入品の値段が下っている。

 

 日本は、人件費、税金の安い海外生産を増やし、国内価格の

引き下げ、売り上げ増・利益増につなげている。 

海外でも喜ばれ、日本のユーザーも価格安の恩恵を受けている。

 

 米国でも外国メーカーが現地生産をもっと増やせば、

米国の不満を和らげられるのではないか。 

為替レートの操作より、税金面の優遇策など、海外企業の

誘致策を増やすのはどうだろう。