大腸ポリープを取るための準備で一週間入院生活をしたら、
やはり大腸の動きに後遺症が起きた。
原因は腸の洗浄、内視鏡によるポリープ除去手術、更に、
運動不足によると思われる。
先月初めに大腸内視鏡をやった後便通が一週間止まったので、
今回は入院中、毎日廊下を歩き、腹筋を使うようにした。
然し、退院後直ぐには便通が無く心配したが、毎日外を
歩いていたら、きっちり三日後に便通あり、しかも、一日に
３回も連続したので安心したが、そのあとは二日間止まり、
また、二日間空くという具合。 今回のポリープ騒ぎの前は
毎日便通があったから、腸の筋肉に異常が起きているのは
間違いない。 ただ、時間が経てば回復すると思うので
心配はしていない。
今日は、久しぶりに武蔵村山市の海道緑地（雑木林）に
行って、隣接する公園のベンチに座ってドリンクを飲みながら
少し暑かったが陽に当たってきた。
散歩中に目につく花も多種多様で「百花繚乱」という言葉を思い出した。
体調に自信は無いものの、外の空気を吸いたいから
ホームセンターの花を観に行った。
目に留まった鉢植えの花の写真。 名札が見えなかった。
近所のお宅の庭の花や、畑の花で目に付いたもの。
東北の地震が気になるが、今年は気温が高くて、植物の
勢いはコロナ・ウイルスを吹き飛ばしそうな勢いに見える。
これは昨日の「大腸ポリープ摘出」の続編。
素人考えかもしれないが（患者はほぼ全員素人だ）、
自分の体験とネットで検索して得た乏しい情報を整理した
結果をまとめてみた。
指や着衣にブルーの色素が付いていたが、これは以前に
ネットで調べたとき患部を良く見るために着色することが
あるとあったから驚きはしなかった。
（２）本日ネットで調べて見つけた話を追加。
「ＮＢＩ」という「特殊光観察」があるとあったが、
これは上記の「青色」着色のことかもしれない。
「拡大内視鏡」という１１０倍までの映像拡大機能が
あるとあったが、これも既に使われているのかも
知れない。
（３）次は「洗浄液」の種類と飲み方を調べた結果。
（イ）一般的には「モビレップ」と「ニフレック」を使用。
「モビレップ」は後期高齢者には使用しないという
解説もあったが、先月の検査では「モビレップ」だった。
（年齢８５才と完全に「超」後期高齢者なのに）
「モビレップ」のほうが少ない量で早く洗浄できるよう
なのだ。 だから、通常の当日洗浄をして検査の場合には
「モビレップ」を使うのだろう。
（ロ）今回は心臓疾患のあと血液凝固抑止薬（血液をサラサラに
する内服薬）を常用しているケースであり、ポリープを
腸壁から切り取った際に出血し、それが止まらないと
いけない。
そこで、先ずこの薬の服用を止め、ヘパリンという
オペ用の血液凝固抑止剤を１週間直接血管に入れるために
入院が必要になった訳だ。
（ハ）次に、ポリープを正確に見つけるためと、除去作業を
完璧にするために、腸内洗浄の方法も念を入れたものに
なったらしい。
ところが、ネットで調べたら、腸内洗浄液を飲む際に
結構吐き気がすることが分かった。（「偶に」ではない？）
それと、前日の食事は「流動食」が常識だが、驚いた
ことに「果物、野菜、海藻」は避けろとある。
勿論、洗浄され難いからだろう。
（ニ）今回は事前に説明が無くて驚いたが、昨日の繰り返し
になるが、前日から腸内洗浄が始まった。
然し、食事は他の患者と同じで、腸内洗浄前の
特別食では無かった。（これも質問して分かった）
今、実際のメニューを調べたら、朝食に小松菜と
もやしとゴマが入っていた。昼食にはヒジキと
切り干し大根とマンゴーが入っていた。
（ホ）「流動食」にせず、昼食後、胃の内容物が小腸に
移動する時間を考えずに洗浄液を飲み始めたから、
「吐瀉」したのもうなずけた。
病院関係者だけではなく、患者側も事前に知って
おくべきと考える次第。
4月8日のブログの通り
10日（土）入院、
16日（金）大腸ポリープを摘出、
17日（土）退院。
参考までに、大腸内視鏡との付き合いの結果を
まとめてみた。
消化しやすい食事に切り替えたりした後で、下剤を服用して
腸内を空にしてから「腸内洗浄液」を2リットル飲んで
言葉の通り腸の内側を「キレイ」にした後、カメラを直腸～
Ｓ字結腸～下行結腸～横行結腸～上行結腸と移動して
大腸の内側をモニターに映して視る。
初めて大腸内視鏡を入れたのは約１０年前で、理由は
毎年の検診で試しに検便をしたら潜血が見つかったから。
2時間かけて2リットルの洗浄液を飲んでも腸内が
「キレイ」にならず、飲むのがシンドイために
その日はギブアップしそうになった。
そのあと、更に洗浄液を飲んで、やっとカメラを
入れた結果は「ポリープが１個あったから取って置き
ましたよ」とあっさりしたもの。
然し、この結果で安心してしまい、その後8年間検便を
さぼり、突然、便に血糊を見つけて、内視鏡を入れたら、
「大腸がん」との診断。 オペの前後１週間計２週間入院、
腹腔鏡手術でガン部の前後１０センチ、計２０センチ切除。
幸運だったのは、術前検査ではリンパ節まで転移していると
云われたのが、ガンが腸壁で止まっていたから術後の治療は
不要だったこと。
それから、1年後内視鏡を入れたが異常が無かった。
更に2年後、つまり、術後3年目の先月、内視鏡を
入れたら、ポリープが４個あるとの検査結果に愕然。
然し、今回は１０年前とは違い、途中、心臓疾患を羅病、
血液凝固防止薬を常用しているから、ポリープが
あっても切除が出来なかった。
そして、今回は１週間入院して、常用していた
血液凝固薬を止めて、代わりにヘパリンというオペ用の
血液凝固薬を点滴で血管に入れながらオペの準備をした
後に内視鏡を入れてポリープを摘出した。
通常は前日は３食食べて、下剤を飲んで寝て、
朝食は抜いて、病院到着後腸内洗浄液を飲んだ後に、
内視鏡を入れるという段取りが普通なのだが、
血液凝固薬の問題があると、今回のように入院して
準備が必要になる。
事前に詳しい説明が無かったのだが、前日の
夜食を抜かれたのが一寸意外だったが、事情が
事情だからと自分で納得。 そして、夜6時頃看護師が
２リットルの洗浄液を持ってきて全部飲めという。
晩飯を抜くのは理解出来たが、洗浄液を前の晩に
２リットル飲んで、次の日も２リットル飲んでから
内視鏡を入れるというのには驚いた。
実は、先月内視鏡をやった後の1週間便秘になった。
やはり、年だし腸内洗浄で腸がくたびれたのだと
感じていたのだ。
それもあって、前の晩と次の日と計４リットルも
飲んだら、腸がどうかなってしまうと看護師に愚痴ったが
仕方無いから飲み始めた。
ところが、飲みだしたら直ぐに排便があり、順調だなと
安心したが、そのあとストップしてしまった。 そして、
２リットル飲み終わる手前で、突然胃の内容物を戻して
しまった。 看護師に「吐く」ケースは良くあるのかと
聞いたら「偶に」と云う。 昼食が胃に残っているのに
洗浄剤を飲まされたのが原因と思われ、８～９時から
飲ませるべきではないかと看護師には抗議しておいた。
次の日、洗浄液を飲み始めたら、調子よく排便があり、
一安心。 しかも、以前の当日２リットルだけの時より
大分透明感があり、これなら内視鏡の先生にも喜んで
貰えると自信を持った。
結果は先月の検査ではポリープ４個だったのが、
「５個取れましたよ」とのこと。
当日は朝も昼も夜も食事抜き。もう一泊してようやく
朝食にありつき、昼前に退院。
術後の最初の便に血が混じっていないか心配だが、
次の外科の担当医の診察予約日を聞いたら半月後と
いうから、オペの結果が順調だったことが窺われる。
上記の通り、大腸ポリープは厄介であり、ポリープが
出来ないようにする予防策をネットで調べてみたが、
原因は分からず、食事が西洋化（肉食とか揚げ物）
したからだろうとだけであった。
退院時に栄養士から食事指導を受けたが、ネットでも
ポリープの出来にくい食材が出ていたから参考に。
ニンニク ショウガ ターメリック セロリ ニンジン
タマネギ 大豆 緑茶 魚油 クランベリー
それと、どうも食物が腸内に留まる時間が気になったが、
消化に要する時間は胃袋通過に３～５時間、小腸通過に
５～８時間、総排泄時間は40時間とのこと。
ということは、大腸通過時間は食材によるが２０時間以上か。
食材による消化時間も出ていたが、下記の通り。
果物 40分
野菜 ２時間
ご飯 ８時間
肉類 １２～２４時間
だから、やっぱり、野菜中心の食事にすれば
食物の体内通過が速くなり、腸壁がキレイに
保てるのではなかろうか。
年だから病院には何度も入院したが、今回は緊急性の
病気では無いのに一週間も入院する。
理由と云うか目的は来週末大腸カメラでポリープを取る
ためだが、大腸がんの手術の時と同じなので、ちょっと
大袈裟過ぎる気もしているが、循環器系の持病があるので
やむを得ないのだ。
普通はカメラを入れてポリープが見つかれば、
その場で取るのだが、高血圧と高血糖のため、
血液をサラサラにする薬を常用しており、
ポリープを取った時に出血して止まらないと
まずいので、二週間前からその薬を徐々に止め、
術前一週間は点滴で血流を良くしておいて、
カメラを入れるときは止血剤を入れるのだろう。
今回はコロナ過で家族の面会も制限され、
館内での写真撮影、録音、ブログの発信禁止など、
それでなくとも自由が束縛される入院生活が
一層窮屈だろう。
今年の春は高温が続き、庭の花が勢い良く咲き、
緑の葉が生えてきた。 入院中に花が無くなるから
写真を撮っておいた。
〚 紅 白 枝 垂 れ 桃 〛
〚 八 重 桜 ー 楊 貴 妃 〛
買ってきた鉢植えのガクアジサイ
大阪の新型コロナ感染件数６６６には魂消た。
春の陽気に浮かれて油断したようだ。
今日は住宅の少ない道路を歩いたのであまり花には会えなかった。
桜の太い幹に咲いているのが可愛らしかった。
花びらを広げ過ぎだろ。
良い色だし、形も良い。
これは花が開き過ぎだろ。
これは色もきれいだし、枝にすがりつく姿が好ましい。
花も良いが、新緑も良い。
一寸矛先を変えて、図書館に行ってみた。
次から次とカラフルな春の花が迫ってきた。
一寸開花が早すぎる。
やはり、気温の上昇が異常な気がする。
畑の麦に穂が付いていたが、麦の収穫期は６月ではなかったか。
