チューリップ畑の記憶

 チューリップを見ると、ある風景を思い出す。

 

 今朝、小さいながらヴァラエティに富んだチューリップ畑を

見掛けた。日本の家庭の庭らしく、ささやかながら嬉しくなる眺め。

 

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 記憶にある風景とは、ドイツからオランダのアムステルダムロッテルダム

車で出掛けた帰りの事。チューリップ畑とその向こうに風車が見えた。

まるで油絵のように記憶に焼き付いている。たった一度見ただけだが、

チューリップを見るたびに記憶が蘇る。矢張り、若い時から外国に憧れ、

外国の土地を見てきたのが記憶の蔵に一杯詰まっているのが嬉しい。

 

ところ変われば

 NYは4度、秋田は雪とか。まだ寒いところがある。

東京は20度で青空も見え、春が進行中。

 

 然し、今朝はスーパー・ホームセンターとスーパーを

廻ったら、すっかりくたびれて、帰宅してひと眠り。

 

 珍しい花を見つけたが、名まえが分からず、ケイタイで

写真を撮って、パソコンに入れてから、名前を探した。

どうも「トキワマンサク」みたいなのだが、どうだろうか。

 

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 そういえば、昨日は面白い経験をした。家にベビーロック・ミシンが

あるが、針が折れて使えないので、修理に出すというのでネットで店を

探した。然し、何のことはない、買った店は良く知っている店だった。

持って行くのも面倒だし、機械には多少自信があるので、取説を見ながら

いじったら、針はすぐに交換出来た。ところが、糸を針に通すのが厄介だった。

4本の針にそれぞれ別の糸を通すのだが、全く知らない方法で面食らった。

エアーで糸を飛ばして針の穴に通す仕掛けにはびっくりした。

然し、出来てみると凄いアイデアで感心した。

うまく修理が出来て大喜びして貰え、こちらもお世話になっている

恩を少し返せて嬉しかった。

 

 

大腸がん手術その後

 大腸癌にもいろいろあるが、自分のケースも一つの例

として、未体験者への警告になればと、記述してきたが、

いよいよ、これで本当に最後の投稿にするつもり。

 

 退院後、疲れやすく、散歩も控えていたら、楽しみに

していた玉川上水べりの「ミヤマツツジ」の盛りが

終り、緑の若葉に変わっていたが、1本だけ咲いて

自分を待っていてくれた。

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 3月13日入院、自分は高血圧と高血糖で、血液凝固を防ぐ、

いわゆる血液をサラサラにする薬を服用していたが、

これは手術での出血が止まらなくなる恐れあり、

手術用のヘパリンという薬の点滴を開始。当日の朝、

この点滴を中止して、薬の効果を失くして夕方からの

オペに臨んだ。

 

 3月20日夜、腹腔鏡手術で癌発生部の左右合計約20

センチ切除。手術時間は癒着の処理に手間取り、

通常より長く、4時間半位を要した。

 

 尿カテーテルと心電図計測装置は次の朝取り外し。

痛み止め、抗生物質、血液など体液補強の点滴、

腹腔内に溜まった液を排出するドレーン管などは

1週間弱つけたまま。然し、経過が良かったようで、

術後7日目には全部外した。

 

 術後の苦痛は手術痕ではなく、切って繋いだ大腸の

活動によるもの。これは経験しないと分からない

苦痛だ。ガスが溜まって下腹が痛い。

便の出が悪いから、重苦しい。

 

 術後7日目にシャワーを浴びた。自宅では毎日入浴

していたから、気持ちが悪かった。だから、シャワーの

あと、全部着替えをしたら生き返った心地がした。

 

 更に、次の日に退院しても良いと云われ、喜んで

家族に連絡して、無事退院。

 

 先ず、食べてよいもの、いけないもののリストを

ネットから見つけて、忠実に守った。

 

 体重は術前73~74キロだったのが、68キロ弱まで

減った。ももの筋肉が落ち、疲れやすくなった。

排便は徐々に改善、腹部のふくらみや痛みは日に日に

無くなった。体重もすぐに2キロ増えた。

 

 一寸遅い気がしたが、術後18日目に診察を受けた。

手術前はステージ3Aだったが、手術したらリンパ節への

転移が軽微だったからステージ2に訂正すると云われ、

自分の考えと一致して嬉しかった。実は、7年前に

市の無料検診で検便をしたら便潜血が陽性で、

大腸内視鏡を受け、良性ポリープが1個あっただけで、

癌とか腫瘍は無かったので油断していたが、癌が

出来てもそんなにひどいとは思えなかったのだ。

然し、リンパ節に転移した進行がんだったのは事実。

偶々、赤血球不足の原因探しで、消化器系統から

精密検査を始めて偶々がんを見つけたのだから、

ラッキーと言うべきだろう。

 

 もう、何を食べても良い。但し、良く噛むように。

入浴もOKですよ、と云われたら、何だかもう

治ったような気がした。

 

 ステージ2だと抗がん剤の必要もないとのこと。

3年~5年と観察することになるが、助かった命を

人の役に立てたいと思う。

 

 

住みやすい国ランキング

 最近何処かでこのニュースを見つけて気になっていた。

理由は日本が上位に入っていないから。

 

 1位 ノルウェー 2位 アイスランド 3位 ルクセンブルク

 4位 スイス 5位 デンマーク 6位 スエーデン 7位 オランダ

 8位 アイルランド 9位 オーストラリア 10位 オーストリア

 

 21位 イギリス  23位 アメリカ  24位 日本

 

 自分は延べ10年NYに住み、カナダ、ドイツ、スペイン、フランス、

スイス、英国、デンマークスエーデン、南ア連邦、ブラジル、

アルゼンチン、韓国などを見てきた。6ヶ月以上住まないと良くは

分からないと云われるが、カナダはアメリカから何度も行ったし、

ドイツ、南ア連邦のヨハネスブルク、韓国には2週間滞在した。

 

 日本でも東京に60年以上、千葉県に1年、静岡県に6年住んだ。

埼玉県、島根県などは何度も行ったし、宮城県には2週間滞在、

大阪・名古屋は可成り頻繁に訪問した。

 

 住んだり、滞在した実感としては、日本が一番住みやすいし、

清潔だし、安全だし、豊かだし、何故24位なのか、面白くない。

4月5日 八重桜の並木を観に行く

 数日前から、車で買い物に行く途中チェックしていたら、

一寸早い感じだが開花が始まっていた。

 今日は曇りで写真写りは良くないとは思ったが、デジカメを

ポケットに散歩がてら撮影に行ってみた。

 場所は立川市の西の外れで、武蔵村山に向かう道路沿い。 

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 盛大に、ふくよかな花をつけている。満開よりこの位の時期の方が良い。

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 こちらは一寸横に入る道路の桜並木だが、右は既に染井吉野が散って葉桜。

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 樹齢はこの辺の開発が45年位前だから、その頃植樹したものだろう。

桜は葉が生えるより先に花をつけるところが何かを感じさせる。

潔く散るのも見慣れてはいるが、あっけない感じは拭えない。

 

 歩いていてカワイイ花を見つけたので一寸お楽しみを。

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 自治会会員が丹精込めて育てた成果である。感謝。

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春なのに

 近所の農家さんが野菜販売スタンドで花を売っていた。

アイリスという名前だそうで、花瓶に活けて貰った。

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 街の桜は散っているが、我が家の小庭のボケとか海棠、枝垂れ桃などは

元気に咲いており、八重桜も蕾をつけている。

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 花はみんな元気だが、こっちは大腸癌手術から13日たったのに、

病み上がり感がぬぐえない。

 

 41才で四十肩という障害にぶつかり、それまでは自信のあった健康に

不安が湧いた。そこで、昭和バブルに乗って、東京の古家を売り払い、

伊豆に温泉付き別荘を建てて、朝はアップダウンのある別荘地内を歩き廻り、

週2回はゴルフコースに出たり、自分でリハビリをやった。

 

 だからだろうが、70才位までは至って健康に過ごしていた。

ところが、高血圧と高血糖という健診結果が現れ始めた。

然し、自覚症状が出ないから、放置していたら、故障が出始めた。

最初は微小脳梗塞。症状は吐き気、耳鳴り、その他。息子に車で

近くの小さい救急病院に連れて行って貰い、CTを撮ったが、血液を

サラサラにする薬を処方してくれただけ。だが、それで収まった。

 

 次は、目に故障が出た。眼科医に糖尿病と診断され、大病院の

内科を受診。ところが、治療の必要は無く、食事に注意し、運動を

しなさいと云われた。目の方は2週間で元に戻った。

眼科医の診断は外環筋神経壊死というもの。

 

 その次は、一寸大変だった。肩甲骨の下の胸が岩の様に硬くなり、

吐き気、耳鳴り、呼吸困難、そして立っていられなくなった。

生まれて初めて救急車に載せて貰った。(バネが堅く乗り心地は

良く無くかった)心臓の外側にある冠状動脈の先端に4か所も

狭窄があり、心臓カテーテルを入れてステントという、

ステンレスのコイル(4センチが1個、2センチが3個)を

血管の中に留置して貰った。3年後心カテを入れたが問題無し。

 

 次は、前立腺癌。これは、15年前の血液検査でPSA5だったが、

生検をやらなかったために、初期完治の機会を逃した。

リンパ節から全身の骨にまで転移しており、放射線照射と

ホルモン療法でPSAがゼロ以下まで抑え込んだ。

再発すると、再度の放射線照射は出来ず、抗がん剤治療で

延命するだけ。

 

 そして、今回、大腸癌切除となった。完治の希望はあるが、

どうなるか。

 

 入院中から今まで、病歴を振り返ってきたが、遺伝体質も

あろうが、血行とか神経とかに根本的な原因があるような

気がしている。健康に自信があってもこうなのだから、

身体って分からないものだ。