2021-05-04 転ばぬ先の杖

 「転倒」は意外と怖い。 親類の男性の老人でゲートボール中に

転倒したら、どういう訳かわからないのだが、内臓破裂を引き起こし、

出血が止まらず、病院中に貯蔵していた輸血用の血液を全部使っても

出血が止まらず絶命したと聞いたことがある。

 

 長年ゴルフをやっていたし、足には自信があったが、1年位前に

何故か2回続けて転倒した。 

 

 1回目は車道から歩道に飛び上る際、右足つま先が引っかかった

のだ。 そこの段差はちょっと異常だが、30センチはあったと思う。 

然し、柔道の受け身の要領で右手で地面を叩いてから落ちたから

怪我は無かった。 学んだ教訓は「段差」には注意しろということ。

 

 2回目は梅か桜の花の写真を撮っていて、少し後ろに下がった時、

低い段差の歩道のふちに右足踵が引っかかって転倒。 又も、右手を

出して身体を右によじりながら転倒。 カメラは左手に持っていた

から無事だった。 やはり、かつて半年だけだが柔道の練習をやった

のと、30才から56才までゴルフに夢中になっていたから、転倒しても

ほとんど身体を痛めるには至らなかった。

 

 10年位前に心筋梗塞の発作を起こし、カテーテルを入れて冠状動脈を

広げ、ステントというステンレス製の細いコイルスプリングを長短4本

装着してもらった。 このときから血液を汚すのが怖くなり禁煙した。

 

 肺とか肝臓はきれいだが、前立腺と大腸に癌が出来て治療。

それから、老化が顕著になり、去年から歩行が辛くなった。

 

 体のためにウオーキングは続けたいから何か手はないかと

考えたら上の「転ばぬ先の杖」という言葉が頭に浮かんだ。

この言葉は「杖を使えば転ばない」という意味だとおもうが、

杖を突いて歩けば二本の足で歩くより楽かもしれないと

思いついた。

 

 薬局に売っている杖は結構お高いが、百均(百円ショップ)

だと150円で買える。 試しに使うなら安いほうで良いから

買ってきて試しに歩いてみた。 歩きやすくなったかどうかは

分からないが、右手で体を支えるからか、足の筋肉の痛みとか

疲労感が減った気がした。

 

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