右足の痛み~階段手すり

 これは治療方法が分からず、本人に半年も苦しませてしまった話と、たった半日介護保険を使って寝室がある二階への階段に手すりをつける手続きをしてしまった話。

お粗末の極みだが、両方とも参考にして頂きたい話である。

 

 半年も痛みに苦しませてしまったのは57年連れ添ったパートナー(妻)。 

 自分は41才で四十肩を患い、鍼灸師に半年間、毎週土曜日に通って治ったが、その後も首、肩、背中の筋肉に痛みが出るたびに、何処に住んでいても鍼灸師を見つけては治療を受けてきた。

 

 彼女も針仕事で長年頚腕症候群(首、肩、背中の張り)に悩まされ、かかりつけの鍼灸師もおり、近所の整形外科クリニックにも顔を出していた。

 

 ところが、半年前、突然、右腰に激痛があり、直ぐに右足にも痛みがおきた。

鍼灸師の治療を受けながら、近所の整形外科医院にも通った。 レントゲンを撮り、

背柱間狭窄症と診断された。 治療は牽引、低周波治療、ブロック注射など。

それと貼り薬、痛み止めなどの投薬。

 

 多分、3か月くらい続けたが、まったく効果が無く、いろいろ詳しい鍼灸師村山医療センターという、その方面では有名な病院に行くことを勧めてくれた。

 

 今度は、MRI椎間板ヘルニアと診断。 80%くらいは自然治癒するからと3か月

痛み止めで様子を見たが変化が無く、もう一度MRIを撮って貰ったら、ヘルニアが

小さくなるどころか、大きくなったとのこと。 手術は何とか避けたかったが、ここに至っては、他に方法は無いと覚悟を決めた。

 

 手術から10日で退院の予定だが、担当医師から、一階から二階に上がる階段に手すりをつけたほうが良いと言われた。 そして、介護保険を使えば費用は軽微と教えてもらった。 そこから、パソコンで、手すりをつける業者、介護保険のことなど調べたが

ケアマネージャーなど、分からない言葉が出てきて、調べれば調べるほどわからなくなった。 そして、たどり着いた結論は市役所の介護保険課に電話して相談すること。

 

 市役所に介護保険課はあるが、実際には近くの福祉相談センターで申し込めば良いことが分かり、直ぐに車で向かった。 その結果、そこで申込書を書き、市役所に送付してもらって、市役所が病院に電話して状況を確認するとのこと。他方、センターが業者に連絡して見積もりのために、現場を見に来るよう手配してくれた。 業者から見積書が市役所に提出されて、許可が出ると工事にかかるという。 なんと、治療に半年かかったのに、こちらは半日で出来てしまった。